こんにちは、ながた引越しセンターです。月に1回引越しに関するコラムを掲載しております。
年も明け、今年の計画をあらためて立てられている時期かと思います。そして3、4月になると年度の節目ということもあり、引っ越しの予定がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
引っ越し先選びや住所変更に伴う手続きなど、慣れていないと色々と調べておきたいと思うことは多いかと思いますが今回はその中の1つ、引っ越しの挨拶まわりについてお話します。

■引っ越し時の挨拶まわり

引っ越し時には大家さんや近隣の方との円滑な関係を築くためなどに挨拶まわりをする、というマナー・風習があります。
新しい引っ越し先でこれからお世話になる方々への初めての挨拶として、また引っ越しの荷物の運び込み時の騒音でご迷惑をおかけしてしまうことわりなどとして挨拶まわりを行います。
この際には粗品程度のあまり値が張らないお菓子などの手土産を用意して伺うとよいでしょう。
タイミングとしては引っ越しの荷物の運び込みでどうしても騒音などが出てしまうため、前日までに行うのがよいともされますが、遠方からの引っ越しの場合なかなか前日からの前入り出来ない場合も多いかと思います。
当日の引っ越し作業前、もしくは引っ越し後伺う相手の在宅時間などを見て当日の作業後迷惑のかからない常識的な時間に行えばよいでしょう。

■挨拶まわりは必要か

古くからの住人同士の交流が深い地域などではこうした人付き合いは大切にされているため、挨拶まわりの重要度は依然として高いと思っておいたがよいでしょう。
入れ替わりが多いアパートなどの集合住宅や近隣との交流が薄い都会的な暮らしを送っている地域ではあまり挨拶まわりは重要視されていないようです。
しかしながら災害時や緊急時、近隣の住人の顔を知っていると円滑な協力が出来たり、防犯面でも安心感があがるなどのメリットもあります。
逆に一人暮らしの女性や高齢者など犯罪などに巻き込まれやすい生活スタイルの場合は、こうした個人情報が周辺に知られることがデメリットになる場合もあり、最近ではあえて挨拶まわりをしないようにしたり、挨拶まわりをしないことを大家さんや管理会社から伝えられることもあります。
こうしたことなどを考慮しつつ、ある程度その地域で長く生活を行う予定がある家族単位での引っ越しなどの場合には、挨拶まわりを行ってもよいかもしれません。

■挨拶まわりの範囲

一般的に挨拶まわりをする範囲としては、戸建て住宅の場合、向かいの3軒、両隣、裏の住宅くらいまでとされています。
集合住宅の場合、同じ階の左右、上下階の部屋の方といった感じとされます。
また賃貸の場合で管理会社を通さず大家さんがいらっしゃる場合、大家さんへのお世話になる機会は多いので挨拶をしておいたがよいでしょう。
都会から離れ、古くからのコミュニティが大切にされているような地域では、町内会や自治会との付き合いも多くある場合があります。こうしたところでは町内会長や自治会長の方などにも挨拶をしておきましょう。

それでは次回コラムもよろしくお願いします。