こんにちは。ながた引越しセンターです。
月に1回引越しに関するコラムを掲載しております。
みなさまのお役にたてるような情報を配信していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
今回は引越しの情報誌や物件情報をみているとよく見かける『駅から徒歩5分』、物件選びの際にその物件の地理、交通などの利便性のめやすとして使われるこちらについてご紹介します。
実際にこうした物件情報をもとに引越しをし暮らし始めると、あれ?思ったより距離があるな?ということもあるかもしれません。
今回はこうした『徒歩5分』についてみてみましょう。
■不動産の『徒歩5分』を知ろう
不動産の説明においての徒歩所要時間は『不動産の表示に関する公正競争規約施行規則』によって決められています。
これによると徒歩は時速4.8km、道路距離80mを1分で移動できる分速80mとされています。
このことから徒歩5分は『400m』ということになります。
道路距離とは直線距離に対しての言葉で、実際の道のりのことになります。
■そのほかの『徒歩5分』
数学では普通の徒歩の速さは時速4kmとされていることから分速は66m、この場合の徒歩5分は『330m』となります。
このほかにもあまりなじみのない道を歩く場合は時速3kmであるということから分速50m、徒歩5分で『250m』という場合もあります。
また、最近では見知らぬ場所に行くときに時間の目安としてインターネットの地図サービスを利用する場合も多いのではないでしょうか?
その一つであるgoogleマップでも不動産の徒歩計算と同じく時速4.8km、分速80mの徒歩5分で『400m』とされているようです。(およそ350m~450mを徒歩5分としているようです)
■実際徒歩5分で400mって適切?
上で比較としていくつかの基準もみてみましたが、徒歩5分の距離は250m~400mとかなり開きがありました。
しかしこの不動産での表記の徒歩所要時間は健康な女性がハイヒール・サンダルで歩いた実測平均の80.3mという数字を元にしているようです。
健康な成人男性・女性が普通に障害のない400mを歩く、とすると適切な距離としてみてよさそうです。
■誤差なども頭にいれておこう
適切とはいっても実際歩いてみるとどうしても誤差を感じるという場合は以下のことに注意してみましょう。
・距離の基準としている場所での誤差
不動産での表記の徒歩所要時間はある施設からある施設までの道路移動時間として示されています。
そのため、団地など施設面積が広い場合、その施設の端に到達した時点までの時間になりますので、 マンションやアパートなどの集合住宅の場合、時間のめやすが予定していたものとちょっと違う、 といったことになる原因となる場合があります。
・移動速度が変わる場所での誤差
また、この表記には信号や踏み切り停止や、歩道橋など、歩行速度が変わる可能性があるものについても計算されていませんので注意が必要です。
逆に分単位以下の時間の秒部分は切り上げるというルールがあるため、徒歩5分とは徒歩4分1秒から徒歩5分で移動できる距離、320mから400mという誤差もあります。
・なじみのない場所での誤差
また上でも一つの例としてあげていますが、なじみのない場所では歩く速度がかわってくることも認識の誤差に関係する場合があることも頭にいれておきたいですね。
いかがでしたか?
引越しの際の疑問、このようなルールを知っておくと物件選びの際にどういった立地にあるのか、利便性などを把握するのに便利になるのではないでしょうか?
次回コラムでも引越しで楽しくお役にたてる情報をお伝えできればと思っております。
お楽しみに。
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