こんにちは、ながた引越しセンターです。月に１回引越しに関するコラムを掲載しております。
さて引っ越し先を選ぶ際、通勤・通学などの生活スタイルや家族構成にもよると思いますが、戸建て物件を選ぶか、マンションアパートなどの集合住宅を選ぶかという選択肢が出てきます。
その中で考えておかないといけないことの一つが、ご近所付き合いと町内会など自治会です。今回は「引っ越しと自治会」についてお話します。

■引っ越し前の気遣いも必要

戸建ての場合、またはマンションやアパートなどの集合住宅であっても、可能であれば引っ越し前に周囲の住民に挨拶が出来るとよいでしょう。引っ越しでは引っ越し荷物の運び込みのために引っ越し業者など人の移動や荷物の設置などでそれなりに騒音が起こるため、あらかじめ周囲の方にことわりの挨拶を行うと周囲の印象も良くなるかと思います。

■引っ越し後のあいさつ回り

同じく引っ越し後にもあらためて挨拶まわりが出来るとよいかと思います。人の流入や流出の多い都市部などご近所との付き合いがあまり重視されていない場所ではそれほどではありませんが、ある程度古くからあるコミュニティがある地域ではマナーとして人付き合いが大切にされていることが多くあります。
戸建ての場合では「向こう三軒両隣」という言葉もあるように周囲の8軒程度への引っ越し挨拶を考えておくとよいかと思います。
集合住宅の場合、同じ階の左右のお宅に加え、上下の階の計４軒程度には引っ越し挨拶があるとよいでしょう。

挨拶まわりを行う時間にも注意が必要です。朝早すぎる時間帯や夕方の食事などの準備に取り掛かるような時間帯は周囲の方も忙しく活動されていることが考えられるため、日中などのタイミングを見て行うとよいかと思います。

また、挨拶まわりでは相手に気を使わせない程度の額の簡単な粗品を渡すこともあります。

■自治会・町内会の役目

地域によっては町内会といった地域独自の自治会がある場合があります。こうした自治会では地方自治体との間を持つ、住民間での交流や地域の生活環境を保つ活動が行われています。
具体的な例としては、回覧板などでの地域の注意事項などの連絡・地域のお祭りの運営・交流会の企画運営・町内の清掃・橋や広場、花壇や植え込みなど自治体が管理するインフラの管理・共同で利用するごみ収集所の清掃管理などです。
これらは自治会費やもちまわりの役員、掃除やイベントへ住民の参加などでまかなわれるため、自治会・町内会への参加が求められることがあります。

■加入は任意

こうした自治会・町内会はあくまでそれぞれ地域独自の活動であり、参加は任意となっています。
しかしながらごみ収集の際に利用する収集所（ゴミステーション）やその周囲の清掃・管理はほとんどの場合こうした自治会・町内会によって行われているため、家庭で出るごみの収集サービスを利用するためにはこうした活動に参加する必要が出てくるとともに、参加が求められることがあります。
しかしながらあくまで参加は任意であり強制力があるものでありませんので、どうしても自治会費やイベント参加などの負担が難しい際はごみ収集所の清掃活動への参加をもって利用させてもらうなどの交渉をしてみることで解決できる場合もあります。
マンション・アパートなどの場合はその建物ごとに住民が使用できるごみ収集所が設けられていて、管理・清掃は大家さんなど建物管理者が行っている場合があります。

 
それでは次回コラムもよろしくお願いします。