こんにちは、ながた引越しセンターです。月に１回引越しに関するコラムを掲載しております。
新しい部屋への引越しで意外なトラブルとして挙げられるのがシックハウス・ハウスアレルギートラブルです。
今回は「引っ越し先でのシックハウス・ハウスアレルギー対策」についてお話しようと思います。

■シックハウス・ハウスアレルギーとは
シックハウス症候群とハウスアレルギーの症状としては同じようにかゆみやくしゃみ、頭痛など体調不良がアレルギー反応として出るものですが、原因はそれぞれに異なるものになります。
・シックハウス症候群
建物の壁材や床材の合板や建てる際の接着剤などの化学物資によってアレルギー反応が出てしまうことです。
特に新築、リフォーム工事をした直後の物件などで起こる可能性があります。
・ハウスアレルギー
ハウスアレルギーは室内にこもったダニやカビなどにアレルギー反応が出てしまうことです。
いずれも近年の気密性の高い戸建て住宅、集合住宅でよく表れやすいアレルギー反応です。

■過去に経験がある場合
過去にシックハウスやハウスアレルギーが出た経験がある場合は引っ越し先選びの先に不動産仲介や大家さんにその事を伝えて、大丈夫かどうかを確認することがまずは大切です。
上でも触れたようにシックハウス症候群は新築、リフォーム工事をした直後の物件で出る可能性が高いため、こうしたことにも気を配っておくことが大切です。
また花粉症などと同じようにこれまでは症状がなんともなかった方でも急にアレルギーを感じるようになることもあるようなので、引き続きお話します。

■シックハウス症候群のアレルギー反応が出てしまったら
シックハウス症候群のアレルギー反応を感じてしまった場合、換気によって室内にこもっている接着剤などからの化学物質を外に逃がす換気を行うことで軽減することが出来ます。
これらは時間とともに軽減していく為、こうした換気で対応できる場合は積極的に換気をすることが効果的です。
また住宅部分だけでなく、家具から発生する化学物質でもアレルギー反応が出ることもあるため、購入時にまずは注意すること、購入後自宅に設置してから気づいた場合は家具の買い替え、または換気で時間経過による軽減を待つことが解決策になります。

■ハウスアレルギーの対策
ハウスアレルギーは室内で発生し、こもっている空気中のカビやダニなどに対して起こるアレルギーなので積極的な換気に合わせて問題の根本を解決することも大切です。
しっかりとした掃除、カビの除去、カビやダニが発生しにくい環境づくり（湿度管理・換気）も行いましょう。

いかがでしたか。
いずれも気密性の高い近年の住宅で起こりやすい問題です。
引っ越しを機会にこうしたアレルギー反応が出てしまうことはないことではないので、引っ越し先選び、引っ越し後の生活ではこうしたことを意識しておくとよいかと思います。
それでは次回もお楽しみに。