こんにちは、ながた引越しセンターです。月に1回引越しに関するコラムを掲載しております。
年末の大掃除では普段の掃除ではなかなか気が回らない部分にまで掃除の手を入れ、しっかりと汚れを落として気持ちよく新年を迎えたいですよね。
今回は賃貸物件の年末の部屋のお手入れについてお話します。
普段のお掃除ではモップかけや掃除機などで済ませがちですが、大掃除ともなると普段より踏み込んで窓枠や換気扇などにもお掃除や交換の手を入れたくなるものです。
さて賃貸であると例えばエアコンなどの入居時からの設備は入居者が勝手に交換や修理をしてはいけなかったりといった気を付けない点がいくつかあります。もし勝手に交換や処分をしてしまうと退去時に原状回復費用を請求されてしまうことになります。逆にこれらは建物の設備ですので、故障時などの交換費用は大家さんなど建物の所有者に負担してもらうことが出来ます。
こうしたことを踏まえ、大掃除などで部屋をきれいにしたい場合にはこうした入居者が勝手に交換していいものと勝手に交換してはいけないものを把握しておく必要があります。
普段お部屋で生活をしている上で、なにかの拍子に窓ガラスにものをぶつけてヒビがはいったり割れてしまったなどで交換したい場合は大家さんや管理会社の方に確認をとる必要があります。
これは窓ガラスが備品の扱いであるためです。
ただし消耗品は入居者が勝手に交換していいこととなっています。消耗品わかりやすい例を挙げると、部屋の電球などはこうした消耗品として扱われているため勝手に交換することが出来ます。
和室があったり、和風の作りの物件だと障子や襖(ふすま)があるかと思いますが、こうしたものは消耗品とされ、まずは入居時には新しく張り替えられている場合も多いかと思いますが、契約中年末の大掃除などで入居者が勝手に襖を張り替えるということは大丈夫です。
同じように思われるようなものですが網戸が劣化やなにかの拍子で傷んでしまった場合の交換は大家さんや管理会社への確認が必要です。
キッチンまわりでは排水溝口に入っているのごみかごの汚れも気になるかと思います。こちらは設備扱いになるため勝手に交換することは出来ません。汚れが気になる場合は市販の漂白剤などを使用してつけ置き掃除などをするようにしましょう。
お風呂の排水口の蓋も設備あつかいとなりますので勝手に捨ててしまったり交換することは出来ません。
シャワーカーテンなども最初から設置されている場合は交換したい場合一度大家さんや管理会社に確認をするようにしましょう。
しかしながらこうしたものについて入居時の契約書に交換が入居者が行っていいものと書かれている場合もありますので、あらかじめ契約時や気になったタイミングでしっかり確認をすることが大切です。
賃貸物件を利用していると前契約者が置いていった家具など、まだ使えそうであると思われたものが大家さんなどの判断でサービスとして残しておいてくれていることがあります。例えばカーテンやテーブル、IHコンロなどのちょっとした調理器具など契約時に聞いていなかったものが入居時最初から置いてある場合があります。
こうしたものは退去時に原状回復のために残しておく必要があるものではありませんので、途中で勝手に処分したり好きなものに交換してきれいにすることが出来ます。
入居時に気になったものは大家さんや管理会社の方にかならず確認し把握しておくか、途中で気になった場合は問い合わせて確認するなどしながら年末の大掃除などで部屋をすっきりきれいにしてもらえればと思います。
それでは次回コラムもよろしくお願いします。
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