こんにちは、ながた引越しセンターです。
月に1回引越しに関するコラムを掲載しております。
みなさまのお役にたてるような情報を配信していきたいと思いますので どうぞよろしくお願いいたします。
今回は賃貸での保険加入について紹介します。
■火災保険はほとんとが必須加入
今年の夏も多くの台風が日本に上陸し、台風以外でも災害レベルの大雨の被害も発生しました。
近年は毎年のように歴史的な災害が発生しています。いつそうした被害に出会ってしまうか分からないと言っていいでしょう。
アパートなど賃貸物件を契約する場合、その条件として多くの場合災害保険への加入が提示されています。
あまり深く意識していなくても、お部屋の賃貸契約をする際に大家さんのほうから火災保険を勧められ、加入しているのではないでしょうか。
アパートなどの集合住宅の場合、部屋から火災が発生してしまうと周囲の部屋にも容易に火が移ってしまい、大変な被害になってしまいます。また、お部屋自体も物件の所有者から賃貸しているものですので、建物についての損害も賠償の必要があり、大変な負担になってしまいます。
そうしたことからお部屋の賃貸契約時、火災保険への加入は多くの場合必須条件とされているのです。
■火災保険は自分で選べる
しかしこの賃貸契約開始時の火災保険ですが、大家さんから指定された火災保険をそのまま契約する必要はありません。あくまで火災保険への加入が必要なだけですので、自分で選んだ保険に入ることも可能です。
例えば、知人経由の保険や、条件のいい保険を知っている場合、そちらの保険を利用することも可能です。
ただし、保険の加入は鍵を受け取る入居日より以前に加入手続きを済ませ、保険に加入していることをしっかりと大家さんに伝えるよう注意をしておいた方がよいでしょう。
■水害への保険の備え
火災以外の災害への備えはどうでしょうか。大雨などによる浸水で部屋や家具が痛んでしまった場合の保障については火災保険の中の「水災リスク」として保障されています。
もちろん部屋の水回りの故障で他の住人への被害を出してしまうなど、自分が加害者になってしまうこともありますので、このように保険に入っていることは非常に心強いことです。
大雨や水害による浸水にあった場合は加害者といったものはなく、物件の持ち主と賃貸している私たちの家財がこの保険による補償対象となるだけです。
■津波・地震といった天災への保険
水害の中でも津波の被害については火災保険によっては保障されません。津波の被害の可能性がある地域へ引っ越しする場合はこの点には十分注意が必要です。
津波は地震保険の一部として保障されています。
また、地震保険はそれ単体で加入を受け付けているものはありません。
通常の場合地震保険は火災保険の追加として加入できるようになっています。
ですので、津波や地震への備えを考えている場合、入居の為の保険加入のタイミングでこうした保険への加入も意識しておきましょう。
■賃貸でも地震保険は必要?
火災や水災リスクに比べ、津波や地震は自分が加害者になるようなものではないので、被災してしまった場合、自身の被害としては家具などの家財のみになります。部屋については物件の持ち主である大家さんの損害となるので、賃貸している側としては改めて引っ越しをして家具をそろえることで新たに生活を再開することができるでしょう。
しかし家具をそろえなおすことも確かに大きな負担ではありますので、支払う保険料とリスクから火災保険にプラスで地震保険を考えるのもよいのではないでしょうか。
いかがでしたか?近年多い天災へ備え、引っ越しのタイミングで改めて考えてみるのもよさそうですね。
それではまた次回のコラムをお楽しみに。
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